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ジャガイモ箱を使った増産法
●種芋を最低目が2つ以上残るように切り分けます。
●切り口のバクテリア感染を防ぐためにモミの木の灰を塗ります。(モミの木の灰の代わりに石灰を塗り日陰で1週間乾かす、又は切り口を太陽光に2~3時間当て消毒しても良い。)
●植える際に10‐20‐20の肥料を土に混ぜます。その後、成長に合わせ2回追肥します。
●等分に水が行きわたるように水やりします。
●同じ土地に翌年も植えるのはいけません。連作障害が出ます。また同じ土を使うのもダメです。土からバクテリアに感染します。
●ワシントン州西部に合った品種の種芋は、イエローフィン、ユコンゴールド、カリベ、レッドポンティアック、レッドラソダです。
●スペースを有効に利用する為、ジャガイモ箱を作ります。箱に横板を付け、成長に合わせて箱に土や腐葉土を足し入れます。一番下の横板を外すと、出来た新芋を下から早採りできます。
ジャガイモ箱の作り方
材料:
厚さ5cm×幅14cmの板を240cm 6枚
5cm四方の角材を3m60cm
6.3cmの木工用ネジを96本
(松、杉、レッドウッドなど腐食に強い木材を選ぶこと)
1. 5cm四方の角材から4本の84cmの角材を切り取る。
2. 6枚の板をそれぞれ12枚の51cmと12枚の61cmの横板に切り分ける。
3. 横板にネジ穴を開け、支柱の角材の一番下にネジで取り付ける。
4. 用意した畑の上に置き、柔らかい土か腐葉土を横板の上まで入れる。そして、種芋を10cmの深さで植える。
5. 茎が30cmの大きさになったら2番目の横板をはめ土で満たす。この時、茎の1/3以上を超えて土をかぶせないように注意する。この作業を横板を全部はめるまで繰り返す。
6. 新芋を早採り収穫するには一番下の横板を外し、芋を採って代わりに土を入れる。次回に芋が必要になったら2番目の横板を外し芋を採る。
●成長期の間に新イモを早採りしなければ、45kgのジャガイモをこの方法で収穫できます。
●ジャガイモ箱栽培では、一定の等分の比率で水やりをするのが最も大切です。ジャガイモ箱の中では普通の畑よりも水は早くなくなります。
●水をやりすぎてもダメです。ジャガイモが欲しがるだけ水を与えること。これをずっと守ればきっと豊かな収穫を得られます。
霜で地上部が枯れたら新芋を全て収穫できます。霜がない時は地上部を切り取り、
茎が固くなるまで10日~2週間待ちます。そしてジャガイモ箱を解体し、新芋を土から収穫します。
ワシントン州西部の秋と冬の温度と湿度はジャガイモ貯蔵に理想的です。ジャガイモを紙袋やガレージのかごに入れて保存できます。
材料費はどの木材を選ぶかにより高くなるかもしれません。しかし、外で雨ざらしにしても腐りにくい木材を使えば、ジャガイモ箱は5~6年は使えるでしょう。
ジャガイモを固い材質の箱を使って同様に育てることもできます。しかしその場合は、底から新芋を早採りすることはできません。
車のタイヤを積み重ね、中に土を入れてもジャガイモは同様に栽培できます。ですが、新芋の早採りはできません。それに古タイヤを沢山庭に集めているとジェフ・フォックスワージー(アメリカの田舎者のジョークで有名なコメディアン)のネタにされるでしょう。